街頭演説
街頭演説はどの場所・どのタイミングで行えば良いのでしょうか?
あなたの活動をアピールするために、効果的な街頭演説を行う必要があります。
目次
すぐに出来る街頭演説
後援会組織も準備が進み、そろそろ本格的な活動を開始したいところです。
今からでもすぐに出来る事は、街頭演説が良いと思います。
市議会議員選挙の場合は、地道に訪問活動をすることで、目標となる票を獲得することは出来るかもしれません。
現職の議員でも一切マイクを持たない人もいるくらいです。
しかし、新人候補者の場合はやれる事は全てやっておいて損はありませんから、なるべく多くの機会を持った方が良いでしょう。
街頭演説を聞いただけですぐに票を獲得できるわけではありませんが、活動を通じて少しずつ知名度も上がり、 訪問した際にも顔を覚えてもらっている可能性も出てきます。
頑張っている姿に心を打たれる人も出てくる可能性もあります。
街頭演説をする
①朝の街頭演説
時間帯は地域の役の立地などによって変わります。
ターゲットは通勤途中のビジネスマンやOLです。
通勤客が多い時間で効果的にやりたいところです。
地方の場合は、車での通勤が多いため、主要な交差点などに立ちます。
通勤する人は足早に駅へと向かいますし、車での通勤の場合は一瞬で通り過ぎてしまいます。
ですから、長い演説をしてもほとんどの人が立ち止まって聞いてくれるわけではありません。
しかし、朝の街頭演説の場合はそれで構いません。
選挙中だけの活動ではなく、日頃から真面目に活動している姿を見て貰うために行うようなものです。
ただし、せっかく街頭演説を行うのですから、名前を覚えてもらうための工夫をしましょう。
公職選挙法で名前が書かれた看板や旗を掲示するのは違法となりますので、「・・・と、私、○○太郎は考えています。」といったフレーズをこまめにいう様にしましょう。
そうすれば、徐々にですが名前が浸透していくと思います。
②スーパーや繁華街での演説
ここで行う演説は買い物中の主婦が主なターゲットです。
演説の内容も主婦をターゲットにしたものにすると効果的です。
ここでは内容によっては立ち止まって聞いてくれる人もいるかもしれませんので、朝の演説よりはより細かい内容で演説した方が効果的です。
スーパーの場合は特売のチラシをチェックして、買い物客が多い日を確認しておくことをお勧めします。
③辻立ち
辻立ちで行う演説は住宅地で行うものです。
住宅地の場合は、大きな音で演説していると迷惑がられることもあります。
拡声器を使って大きな演説をするというよりは、地声(大声)に近いくらいの音量で行う気持ちで構いません。
ですから、数分の演説を行ったら数十メートル移動してまた演説を再開する形をとりましょう。
休日であれば在宅率は高くなりますが、午前中から行うと迷惑になることが多いので注意しましょう。
④夕方の街頭演説
夕方に行う場合のターゲットはビジネスマンやOLです。
朝の街頭演説と同じ場所で行えば、朝に見かけた人が興味を示してくれるかもしれません。
夕方の場合は、朝ほど急いでいるわけではありませんから、じっくりと演説を行うようにしましょう。
演説の内容
場所や時間帯によって演説をするのはいいとしても、どういった内容の演説を行えば良いのでしょうか?
やはり、市政についての内容を中心に演説を行うべき田と考えます。
国の政策などに言及した内容であると、市議会議員や市議会議員候補が行うべき内容ではないと考えます。
外交や経済政策などは国政であり、国会議員が行う内容です。
あなたがどんなに素晴らしい内容の演説を行っても、市議会議員や市議会議員候補の声では市民に届きません。
国会で審議されている内容について、賛成・反対という内容を演説するのではなく、それを前段にして市や地域の問題について演説する方が、市議会議員や市議会議員候補のあるべき姿であると考えます。
あなたが目指すのは市議会議員であるため、地域や住民に密着した政治を行うべきであり、それが市政というものであるからです。
市政についての演説をする時に気を付けていただきたいのは、具体的な内容をしっかりと伝える事です。
具体的な内容を演説するなら数字を入れると良いです。そして、その数字をわかりやすくするともっと良いと思います。
例えば、市政の財政を伝えるときに300億円と言っても、普通の庶民感覚ではぱっとイメージが出来るわけだはありません。
なんとなく大金なんだな~といった感じでしょう。
「300億円ってどれくらいのお金かわかりますか?
月収25万円の人1万人が1年間で稼ぐことが出来るお金なんです。」と伝えるだけで相当な大金なんだなと思えるでしょう。
また、市の財政が○億円あると言われても聞いている人にはどこか他人事に思えますが、市民一人当たり○万円です・・・と言われると、自分の問題のように感じることが出来るでしょう。
街頭演説は習うより慣れろ
街頭で演説する前に人前で話すことが苦手だなんて思ってますか?
そういった心配は当然のことだと思います。しかし、臆することはありません、誰でも最初から上手くいくことは少ないです。
学生時代の授業や新入社員研修などで3分間スピーチなどやったことがあると思いますが、引っ込み思案で内気な方でも何度か練習するうちに上手くなっていくものです。
回数を重ねさえすれば、誰にでも出来るはずです。
そうはいっても、何の原稿もなしには上達はし難いです。
どういった内容を演説するのかまずは原稿に書いてみましょう。
最初からアドリブで演説するのはハードルが高いので、事前に作成しておいた原稿をそのまま読む感じで演説することを目指しましょう。
演説をする時に気を付けた方がよいのは「話をする」という感覚です。
長い文章でも読み返したりすることで理解することはできますが、演説をしていると言葉はどんどん流れていきますので、文章自体を簡潔にして理解しやすいようにすることを心がけましょう。
出来上がった原稿を何回も読み返して、暗記してしまうくらいすらすら言えるようになれば良いです
演説中に内容が飛んでしまった時のために、原稿を手にしながら演説するようにすれば、ドギマギしてしまうこともないでしょう。
また、手元の原稿は要点を箇条書きしたものに変えるのも一つの手です。
何度も演説していくうちに話の抑揚の付け方も分かるようになると思います。
最後に演説の極意をお伝えすると「演説は度胸!」です。