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マニフェスト研究

11.防災政策

災害時のドローンの活用

ドローンを活用した災害時の対策‐防災政策

目次

政策提言として

ドローンは、遠隔操作で飛行しながら動画や写真を撮影することが出来、撮影の様子をリアルタイムに端末で確認することが可能で、人が入っていけなかったり近づきにくい危険な場所でも、ヘリコプターよりも低い高度まで降りた災害現場の上空から空撮を行い、迅速な状況確認に役立てることが出来ます。

火山活動か開始した際の噴火状況や被害状況、地震発生時の現場の被害状況や断層の様子、山林に立ち入った遭難者の救助要請時に上空から発見したりなど、災害時にはドローンが大いに活躍してくれます。

災害によって無人化した住宅地のパトロールや、薬剤散布、医薬品の配布、救援物資の運搬、避難勧告など、幅広く活用できるドローンですが、飛行禁止区域が存在したり、災害時の緊急時の対応や取り扱いに関する知識が必要となりますので、日ごろから配備について確かめておくことが重要です。

背景

  • 日本は地震・台風・噴火などによる自然災害が多い
  • 地方都市には山間部などが多い
  • 災害救助要請から調査まで時間がかかる

根本的な原因

  • 災害発生時に状況把握など初動に時間がかかる
  • 調査には多額の費用がかかる
  • 山間部などの被害状況調査が困難

質問と提言例

 作成中

ドローンとは

ドローンとは「 マルチコプターの 無人航空機」でざっくりいうと「空を飛べるけど、人が乗って操縦しないマルチコプターの機体」のことで、飛行機やヘリコプターとは違い、人が乗って操縦していないというのがドローンの定義のポイントになるようです。

ちなみに航空法には「 飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。」とあります。

ドローンの名前の由来については、元々「雄の蜂」を指す英単語の「Drone」からきているそうで、マルチコプターが飛行する際にプロペラから出る「ブーン」という音が蜂が飛ぶ時の羽音に似ていることから、マルチコプターを「ドローン」と呼ぶようになってそうです。

ドローンにはいくつか種類があり、マルチコプター型ドローン、固定翼型ドローン、水中用ドローンなどがあり、用途別としては、軍事用ドローン、民生用ドローン、産業用ドローン、レース用ドローン、ホビー用ドローンなどがあります。

◇災害発生時におけるドローンの有用性

有人飛行のヘリコプターとは異なり、ドローンは

  • 風邪に強く機体が安定しやすい
  • 地方自治体でも配備しやすい
  • より地上に近い高度を飛行できる

という利点を備えており、無人航空機は災害発生時に備えて容易に配備することが出来、パイロット育成に欠ける人件費も抑えることが出来ます。

ドローンは、災害が起こってから動き出すまでが非常にスムーズは上に、飛行速度が機体によっては時速72~112kmと乗用車に匹敵するので、渋滞や地形を考慮せずに災害現場まで最短ルートを移動でき、一刻を争う災害現場において、スピード感のある災害対策を行うことが出来ます。

ドローンは有人飛行のヘリコプターよりも低い高度まで降りて撮影することが出来、高画質なカメラを搭載することもできるため、災害現場の詳しい状況を把握するための情報量の多さも特徴で、有益性はとても高いです。

◇航空法と飛行禁止区域

ドローンは航空法で飛行禁止区域が指定されていますが、緊急時に自治体からの要請があれば飛行禁止区域でも即座に飛行可能で、実際に、熊本地震ではドローンが災害救助で初動対策で大きな役割を果たしました。

緊急時でなくても、国土交通省に連絡を行うことで飛行禁止区域で飛行することも可能で、「史跡等の被害状況調査」「復旧作業のための調査」「報道のための飛行」など目的として、ドローンを活用することが出来ます。

ドローンの災害支援団体

災害発生時にドローンを活用するために様々な支援を行っている団体が数多く存在しています。

DPCA( 一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会 )はドローン活用支援を行っている団体の一つですが、空撮などの撮影に関するプロフェッショナル集団が支援を行っているために、ドローンの活用に関して高い技術を有しています。

さらに関係団体としてRUSEA(一般社団法人地域再生・防災ドローン利活用推進協会)は、防災に関するドローンの活用に関するスペシャリストとして、災害や防災に特化したドローン活用支援を行っています。

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