選挙ポスター
選挙用のポスターの注意点はどんなものがあるでしょうか?
選挙においてあなたの顔を出すポスターですから、細心の注意を払う必要があります。
目次
市議会議員選挙ポスター
選挙が近づいて来たら、本番用のポスターを作らないといけません、選挙期間中に市内のあちこちに掲げられる掲示板に貼るためのポスターです。
印刷会社にポースターの作成をお願いするときに、【ユポ】と【裏面全面シール】と指定して作成依頼をかけてください。
【ユポ】とは、ポスターの耐水性を上げるための仕様です。
少々の雨であればポスターをコートするだけでも良いですが、強い雨が降った場合はインクが滲んでしまいます。 選挙期間は少なくても1週間の長丁場ですので、その間に雨が降ってインクが滲んでしまうと、投票日には悲惨な状態になってしまいますので、【ユポ】でポスターを作成すれば安心して放置しておくことが出来ます。
【裏面全面シール】とはその名の通り、裏面が全てシールになっている仕様です。
裏面をシールにしておけば、ポスターを張る際に両面テープを貼ったり、画鋲で留めるといった作業がなくなるだけでなく、ポスター自体が剥がれにくい利点もあります。
公職選挙法では、選挙用のポスターを剥がすと選挙妨害となり罪になりますが、誰かがいたずらで剥がしてしまう可能性もあります。
故意でなかったとしても、強い雨風に打たれることで剥がれてしまうこともありますから、裏面シールにしておいて剥がれにくくしておいて損はないです。
選挙ポスターの作成枚数
ポスターを作成する枚数ですが、選挙期間中に市内に設置される選挙用掲示板の数の他に200枚ほど追加したくらいで作成するといいです。
掲示板の設置数と同じ数だと、貼り損ねや補修用のものがなくなってしまいます。
余ったポスターは事務所内などに貼っておけば良いですから。
ただし、屋外や公共の施設などに貼るのは公職選挙法違反になりますので、余ったからといってそこらに貼らないでくださいね。
市内に設置される掲示板の数ですが、選挙によって大きく変わることはありません。
国政選挙でも市議会議員選挙でも同じ数の掲示板が設置されます。
当該地域の選挙管理委員会に問い合わせをすれば、設置数を教えてくれます。
立候補予定者説明会が当該選挙の一か月前くらいに開催されますので、そのときに正式な設置数が発表されると思います。
選挙ポスターの作成納期
選挙ポスターの作成は、選挙前の各ポスター貼付部隊の振り分けなどの作業を行うために一週間前くらいにあれば問題はありませんが、事前審査の日程に合わせて作成した方が良いです。
事前審査は立候補予定者説明会の際に日程が提示されると思いますが、選挙前に事前に届け出書類を審査し、公示日の届け出を滞りなく行うための審査です。。
この事前審査の際に選挙ポスターと選挙ハガキのサンプルも持参するように指示されます。
印刷前の試し刷りのようなものでもいい場合もありますが、地域によっては本番用のポスターでないといけない場合もあります。
立候補予定者説明会のときにしっかりと確認しておきましょう。
とはいえ、早めにデザインを済ませてしまい、いつでも印刷できるようにしておくことで安心して選挙に臨むことが出来るでしょう。
選挙ポスターのデザイン
選挙ポスターのデザインですが、ほとんどの場合顔のアップです。
他の候補者と区別できるようにし差別化を図りたいところですが、全身を写したポスターなどはお勧めできません。
そのポスターを単独で見れば見栄えはいいのかもしれませんが、掲示板に貼られた数十枚のポスターに囲まれると埋没してしまいます。
奇をてらったポスターにしてしまうと有権者にふざけていると思われて、逆効果となってしまう可能性もあるため、無難なデザインが良いのかもしれません。
ポスター用の写真を撮るときは、しっかりとカメラのレンズを見たものを用意しましょう。
レンズを見て撮ったポスターだと、どの方向から見ても見つめられているように見えます。
ここは非常に難しい点もあるのですが、選挙用のポスターに見つめられている感じを嫌がる有権者がいることもあるので、満面の笑みを浮かべている写真をポスターにするのも有効です。
選挙用のポスターには掲示責任者と印刷所を明示しなければなりませんのでご注意ください。